じっぽ当直日誌・スーパーマイルド@JUGEM

とりあえずJUGEMに引っ越してみました。
中年内科医の特記事項のない日常を書いています。
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2016.01.03 Sunday | - | - | -
「ヨーロッパはテロリストを自給自足できる状態になっている」
 午前中外来、午後からは病棟業務など。
 当直は土曜日から日曜日の昼にかけてで、昨日は結局10時間近く寝てしまったのに、まだ少しダメージが残っているような気がする。
 今週末にはまた当直か……きつい。
「むーりー」と、僕の心に棲んでいる妖怪『ムリカベ』が叫ぶ。
 そんなにしょっちゅう『妖怪ウォッチ』に出ているわけでもないのに、子どもたちがこの妖怪の真似をするのは、きっと普段の生活で、いろんなことを強要されているからなのだろうな。

 仕事を終え、少し買いものをしてから夕食を摂り、21時に帰宅。
 シャワーを浴びてテレビを点けたら、『未来世紀ジパング』で、池上彰さんがバリ同時多発テロについて生解説をやっていた。
 池上さんも「これはちゃんと解説しておかねば」という心境だったのだろうな。
 今年1月のシャルリ・エブド襲撃事件以来、パリの観光スポットは厳戒態勢が敷かれており(フランスは観光大国でもあるので)、だから、今回のテロはパリの「下町」で行われたのだそうだ。
 『イスラム国 テロリストが国家をつくる時」の著者、ロレッタ・ナポリオーニさんのインタビューのなかで、ヨーロッパでは、20年前のカラシニコフが6万5000円くらいで買える、という話を聞いて、驚いてしまった。
 20年前の銃でも、もちろん、撃たれれば死ぬ。
 「EU圏内は、国境がないので、武器を持ち込みやすい」とも。
 EUに属する国は、経済状況も治安もまちまちであり、ロシアのマフィアが仕切っているヨーロッパの武器市場を規制するのは難しい。EU圏内のどこか、いちばん脆弱なところに入れてしまえば、あとはもう、遮られることはない。
 難民のなかに、テロリストが混じっているのでは?という池上さんの問いに対しては、「わざわざ難民を装って入り込まなくても、ヨーロッパのそれぞれの国に、過激思想を持った若者たちがたくさんいる」とナポリオーニさんは答えていた。
 池上さんが「ヨーロッパはテロリストを自給自足できる状態になっている」とまとめていたのだが、「平和のために国境を無くした」はずのEUが、「テロの国境」をも無くしてしまうというのは、本当に皮肉な話だ。

 その一方で、「日本でのテロの危険性」について、池上さんは「来年は伊勢志摩サミットもあるし、警戒は必要だが、日本は武器や爆発物を持ち込むのがそんなに簡単な国ではないから、いまの段階では、大規模なテロについてあまり過剰に不安視する必要はないと思う」とのことで、徒に不安を煽るだけではないところはさすがだな、と感心した。
 しかし、フランスは反撃せざるをえないだろうし、そうするとまた「反撃の連鎖」が起こっていくのだろう。
 「やられても我慢てほしい」とも言いがたいしなあ。
 イスラム国の側としては、「自分たちが悪だ」と思っているわけではないのに、空爆とか無人機での攻撃を受け、多くの非戦闘員も犠牲になっているのだから、パリでのテロでの「加害者」としてだけ語られるのは不本意なのかもしれないが。
 
 25時に就寝。
 
2015.11.16 Monday 23:50 | - | - | -
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2016.01.03 Sunday 23:50 | - | - | -
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